2015年10月4日日曜日

バケツ稲の稲刈りと、”はぜかけ”という天日干し

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我が家のバケツ稲の品種は 『風さやか』 といいます。コシヒカリより生育期間が少し長くて稲刈り時期は10月上旬だと、農家の方がおっしゃっていました。しかし、田んぼとバケツでは環境がちがうから、迷っていました。早いと米が青いままだし、遅いと米粒が割れてしまうし、、、

10月に入り、近所の田んぼでは稲刈りが始まりましたので、ここで思い切って、刈ることにしました。いくつかノウハウを書きますが、大半は農家の方が教えてくださったことです。

 

最初に穂をヒモでしばります、刈るのはハサミでオッケーです。スマホのDO CAMERAアプリでなく、デジカメで撮影。

刈るときに穂がバラバラにならないようにと、あとで天日干しするのに具合がいいので、最初にワラ全部をヒモでしばります。キツくしばります。あとで棒にかけたときにワラ束が抜け落ちないようにするためです。

しばる位置はバケツのフチより10センチくらい上の部分です。「切る位置はバケツのフチの高さだよ」と子どもに教えれば、間違いがないはずだと思ったからです。

ヒモは2週間くらいもてばなんでもいいです。今回は、栽培の終わったトマトの枝を結わえてあった麻ひもが庭に落ちていたので、拾って使いました。

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歯つきの鎌があれば刈るのは一瞬で終わりますが、わが家にはありません。ハサミで十分です。バネつき剪定ばさみがあったので、今回はそれを使いました。子どもでも簡単に切れます。

切る場所は、しばったヒモの下です。上ではありませんよ(笑)

右手で剪定ばさみ、左手でワラ束を握り、チョキチョキ切っています。

子どもが切っている様子を撮影してTwitterに掲載しようと思いたちました。『DO CAMERA』という、撮影したら自動で投稿できるアプリでは、ピンぼけが起こったりすることがあるので、デジカメで撮影しました。

天日干しが必要です、風通しと日当たりのあるところで。棒や壁にかけて、終わり。

刈ったばかりのお米は水分が多いです。保管がきくようにと食味を上げるために天日干しが必要です。刈ったら2~3日中にやりましょう。土の上に数日置いておくと、土の湿り気がお米に移り、質が落ちてしまいます。

日が当たる場所がなければ、風通しさえあればいいです。風は、想像するよりも乾燥を進めます。

まず、ヒモは結ばれたままワラ束を両手で半分に分けて、横に通した棒や壁などにかけます。穂が下、根元が上になります。これで終わり。

両手でワラ束を2つに分けます。

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持ち逃げされないか、とか、風で飛んでいくのでは、と心配なら、棒に軽くヒモで結んでおいてもいいです。ただし、稲穂の部分は少し広げて、光と風がよく当たるようにしましょう。

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雨が気になるようでしたら、稲穂の刈った部分(棒にかけた後なら一番上のところ)に軽くビニール袋をかぶせればいいと思います。刈ったところから水がたくさん入ると、お米にも水がかよってしまい、乾燥が遅くなるかもしれません。イネはとにかく水気があれば生き延びる植物です。

ただ、昔のお米づくりではそんなことはしていなかったはずですから、そこまで神経質にならなくてもいいのでは?わが家は何もしていません。”手抜き”です。

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ちなみに、天日干しは各地で方言があるようですが、わが家の地域では『はぜかけ』といいます。”はぜ”という横木(よこぎ)にワラ束をかけ、10日間から2週間、天日干しにします。はぜかけ米、という呼び方でお米のおいしさをアピールしているお店などがあるみたいですね。

残った土は、あとで根の張り具合を見てみるために残す。ネットで調べずに自分の目で確かめたい。

バケツの中には土と稲の根元の部分が残っています。 

バケツの土は田んぼにもどすつもりです。その前に、稲ってどのくらい根っこを生やすんだろうかと、土をくずしてじっさいに見てみようと思います。

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