アメリカへ仕事で出張するようになった数年前は、アメリカ人の英語は聞きとりづらいなあ、と思っていました。
でも、ひとつだけ、最初からできたことがあります。
『ハイディ矢野のEar Training』で学んだ、アメリカンイングリッシュの発音
ハイディ矢野さんは、1980年代からご活躍されている、英会話の先生です。
なにがきっかけだったか忘れたのですが、先生の著書を購入し、発音を勉強した記憶があります。あれは中学だったか高校だったか。
「アメリカ人は音を変化させていて、日本語と似た発音になるものがありますよ」というのが本の趣旨でした。当時は、「日本語と同じ発音でいいんだ」程度で、ヒアリングもスピーキングもまったく上達しませんでした。
しかし、アメリカで仕事をするようになり、なんとその発音が相手に通じること、相手のしゃべるのがまさにそんな感じ、と、ビックリ!しました。
ハイディ矢野流の発音はこんな感じです
笑わないでください。
ゲラゲラ笑う、でget up
上の場合は、「ゲラゲラ笑う」の「ゲラ」と同じ音で、「ゲラッ(プ)」となります。
't'と'u'をくっつけて発音すると、イギリス英語の場合は、日本語で「タ」の音に近いですが、アメリカでは日本語のラリルレロの「ラ」に聞こえます。舌で上あごをたたいて出す音です。
小難しく考えると、発音はこういう決まりになります
tで終わる単語の次に母音(アイウエオの音)が来ると、ラ、リ、ル、レ、ロとなります。
get in ・・・ ゲリン (イにアクセント 家や部屋の中に入る)
put on ・・・ プロン(ロにアクセント 服を着る)
日本語でよく使うことばを当てはめて発音するのがハイディ矢野流の極意
ゲラゲラ、とかイライラとか、わたしたちが日常よく使うことばと同じ音になることを、数多くの事例で書かれたのが、『ハイディ矢野のEar Training』でした。
この発音の文は何でしょうか 「イリィズウィアリィインポーラントゥースペンサマーケリンマニィ」
It is really important to spend some marketing money.
どうですか?
まとめ ゲラゲライライラでアメリカンイングリッシュ
40代で初めてアメリカで英語を使うようになって、ようやく、ハイディ矢野流の発音は、まさにアメリカ人との会話に有効だということが分かりました。
注意すべき点があるとしたら、ヨーロッパ系のビジネスマンがアメリカンイングリッシュを好まない可能性があります。しかし、普段仕事で使っている限り、発音はあまり重要ではないと感じています。
母語の違う人たちが話し合うのがグローバル世界ですし、何より『相手を理解する』『自分の考えを述べられる』ことでビジネスを前へ進めることが、相手と自分にとっての最優先事項です。
『ハイディ矢野のEar Training』は、たまにYahoo!オークションなどに出品されています。上で書いたわたしの体験をご覧になって、試してみたい方は探してみたらいかがでしょうか。
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