アメリカに出張してホテルに滞在中、「少しはアメリカンイングリッシュに慣れよう」とテレビをつけることが多いです。
だいたい朝と夜に見ると、朝のワイドショーや夜のニュースの時間帯で、そこには天気予報のコーナーも登場します。
何度も見ているうちに、アメリカのテレビのお天気コーナーには特徴があることがわかってきました。
日本と同じところ
言葉のちがいはあれど、日本のコーナーと同じところは、、、
朝や夜のニュース番組にコーナーがある
お天気情報はニュース性があるから、当たり前ですかね。
専任の天気解説キャスターがいる
ニュースキャスターは解説をしません。専任のキャスターがやります。
現在の天気の様子、今後の天気の変わり方、明日と一週間の天気予報(天気と気温)
これらは、日本と同じで、キホンですね。
日本との違い
こちらは、たくさんありますよ。
ニュース番組の中で、コーナーが何度もある
15分や30分おきにコーナーがあって、現在の天気の様子をくわしく伝えています。
お天気キャスターの背後に、画面いっぱいに、天気解説画面を映し出す
日本の場合は、地方局では天気図や天気予報の画像にはキャスターが映りませんね。
レーダーでの雨の様子を動画でくり返して映す
気象レーダーは、まさに”いま”雨が降っている場所を観測し、その分布を地図上で示すことができます。
ニュースは、速報に価値がありますので、いま降っている雨を伝えることは、よいネタとなります。
視聴者の目をくぎ付けにするため、動画で過去数時間の雨の動きを何度も何度も繰り返して流します。
トルネード(竜巻)予報がある
特に中西部や南部では、死者が出るような被害が毎年ありますので、欠かせない情報です。トルネードがどのあたりにいつごろ出そうか、を地図上で色ぬりして表現しています。
リアルな表現のお天気マーク
たとえば、雷雨のマークは、空いちめんに広がる灰色の雲から、大雨が降っていて、ときおりカミナリがピカピカします。
あすの予報や一週間の予報で、その日の体感予想がひとこと書いてある
「風が強い」「異常に暑い」「小雨あり」と端的にひとこと画面に書いてあります。お天気キャスターの話を聞かなくても、見ればすぐにわかるのはいいですね。
天気キャスターは、とにかく早口
細かな地域の情報をできるだけ多く伝えたいからだと思います。
「〇〇郡の皆さん、注意してください、いまXXmmを超える大雨になっていて、これから20分間ほどは続きます。〇〇市中心はこれから3時間後に雨が降り出し、真夜中1時ころまでXXmmの雨が続きそう。野球の試合の終了後、雨で道路が混みあうかもしれませんが、どうか安全運転で!」とか、とにかく、数字を多用して、事件が起きたかのように力をこめて話します。
天気キャスターは成熟した大人の男女
日本のように、若くてカワいくないと、というわけではないですね。
視聴者に安心感を与える意味では、大人感の雰囲気があった方がウケるのでしょう。
実際のお天気コーナーがインターネット上にあります、ブラウザで見てみましょう。
ABCという全米ネット局のカリフォルニア支局がネット上に動画をのせています。
で、検索窓で『weather』と入力すると、出てきます。
みなさんのご感想はいかがでしょうか。
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